先日、学生時代の同級生と会いました。
鱧食べたことない!食べてみたい!すごく食べてみたい!
というので、口コミを頼りに今回初めて大阪の「法善寺 浅草」さんというお店に伺うことにしました。
せっかくだから美味しいお店に行こう!
夏の風物詩 鱧
鱧は梅雨明けが旬とされ、初夏になると関西ではよく見かけるようになります。鱧は非常に生命力が強く、夏に重宝されたことが一つの由来だとか。ちなみに、梅雨明けが旬という話はわりと有名だと思うのですが、産卵を終えて脂がのる、冬眠前の晩秋もまた旬だそうです。
ふっくら、あっさり、柔らかくて、とても美味しいのですが、実はとても丁寧な処理がされているそうで…
骨切り
鱧の骨は非常に硬く、そして小骨もたくさんある。3000本以上もあるのだとか。
そんな鱧は、熟練の職人さんだと、皮一枚残して、一寸(3.03cm)に、25筋前後もの包丁を均一に入れるという「骨切り」により、美味しく味わうことができるようになるのです。
実は以前、あるスーパーで買った鱧の骨切りが不十分で、食べてみたらすっごいジャリジャリしてて、とても食べられたものではなかったことがありました。
骨切りって本当に大事なんだと思いました。
しっかり骨切りされている鱧は、本当にふっくら柔らかで、
小骨なんか本当にあったの??と思っちゃいますよね
法善寺 浅草
大阪の地下鉄御堂筋線なんば駅から徒歩5分。
昭和11年創業の法善寺横丁にある、ふぐ・鱧・すっぽんの専門店です。
法善寺のお隣で、観光客の方も多いエリアですが、お店の中はとても静かで、ゆっくり過ごすことができます。
ランチは前日までの予約が必要かもしれませんので、訪問を検討されている方は事前にご確認を。
今回は、鱧料理を存分に楽しめる「鱧会席」を予約させていただきました。
鱧会席
こちらのお店では、この時期、淡路・徳島産の、皮は柔らかく、身がふっくらした鱧を使用されているそうです。丁寧な仕込みと骨切りで、しっかり鱧を味わうことができます。
鱧ってこんな美味しかったっけ、と思ったほどです
では、さっそくいただいたものを…
前菜 名物 九種の前菜 様々な鱧料理とともに
丁寧な九品。どれも優しいお味でした。
前菜がこれなら、次に来るお料理もきっと期待していい!と思いながらいただきました。
吸物 牡丹鱧
お椀に浮かんだ様子が花のように見えることから、牡丹鱧と言われるそうです。
鱧といえば、という一品でしょうか。お出汁もおいしかった。
造り 鱧おとし 鱧焼霜造り
骨切りした鱧を湯引きしたものを「鱧おとし」というそうです。
「焼霜造り」というのは、炙ったあと冷水にとる刺身の調理法だそうです。
身がぷりぷりしてて美味しかったです。
鱧…
あれ…これなんだったっけ。ごめんなさい。名前忘れました。
本当に鱧づくしで色々楽しめるけど、全然飽きません。すごいなあ。
鱧と…?
これも名前忘れました💦サイトのメニューから見ると、鱧のアスパラ巻き?
鱧がこのソースとすごくよく合っていて、ソースも残さずいただきました。😋
紙鍋 鱧しゃぶ
いよいよ鱧しゃぶです。
綺麗な鱧だなあ…。
このお出汁、この日お店で捌いた、たっぷりの鱧からとったそうで、あっさりしていながら、深い味わいでした。すごく美味しかったです。
写真見てたらまた食べたくなってしまいます。笑
ぷりぷり鱧。
食事 鱧ご飯(鱧カツ)、味噌汁、香の物
ご飯はなんと、、
鱧カツでした!!
すごいボリューム!
カツにもなってしまう鱧…。
水物 西瓜ゼリー
スイカだ!…と思ったら、なんとスイカゼリーでした。
一口大のスイカがぎっしり。スイカをそのまま食べるより食べやすい😆
さっぱりしていてステキなデザートでした。
最後に
本格的な鱧のお店に行ったのは初めてだったのですが、鱧ってこんなにいろいろな食べ方ができるんだと…。とにかくどれも美味しくて、大満足でした。今まで食べた鱧の中で1番美味しかったかも…!
店主さんが途中で顔を出してくださり、お料理の説明もしてくださいました。
雰囲気もよくて、お隣のお客さんの声が若干聞こえるものの気になるほどではなく、すごく居心地のよいお店でした (ついつい時間いっぱいおりました)。
こちらのお店は、鱧だけではなく、フグやすっぽんも美味しいそうなので、、ぜひそちらも食べてみたいです!!
ちなみに、鱧を初めて食べた友人は…
毎年鱧食べる!
大変満足していたようで、お店を予約した私も嬉しい限りです。
予約サイト
いくつかリンクを貼っておきます。
今回私は「一休.com」より予約させていただきました。