夜間枠で2回、7月と9月に計2回だけ万博に行ってきた私の行ってみたパビリオンについての記録です。
予約なしで行っているので、訪問時点で予約なしで入れたパビリオンのみです。
また、ここに書いている内容はあくまで個人の感想です。

詳しい内容は公式サイトなどをご確認くださいね



フランスのとこ、ちょっと長めです
スタンプを押そう
パビリオンの話をする前にスタンプの話。




万博ではスタンプラリーができるようになっていて、各パビリオンにスタンプが置いてあります。紙に押すタイプとデジタルスタンプがあります。
どこに行ったか分かるし思い出にもなるから、集めてみるのも楽しそうです。



私は「スタンプを集めよう!」とは思っていなかったので、何も準備せずに行ったのですが、せっかくなので押してみました。
綺麗な紙がなかったので、1回目は当日チケットの裏、2回目は印刷して持って行った地図の裏です。
まあこれはこれで味がある…からいいよね?笑
公式のスタンプパスポートが販売されているし(1100円)、ガイドブックに押す方もいらっしゃるとか。英語のガイドブックに押している方もいて、なんかステキでした。


コモンズA館
予約していなかったこともあり、まず最初に行ってみたのはコモンズA館。
29か国が参加しているパビリオンです。










それぞれのブースはあまり広くはありませんが、その国の文化に触れることができたりして結構楽しいです。



パビリオンよりよかったという方もいらっしゃったりしますよ


コモンズ館自体はA~F館まであって、90以上の国が参加しているそうです。
本気で見ようと思ったら一日では足りないかもしれません。



ちなみに、コモンズ館は冷房が効いていて涼しいです


ちなみにコモンズA館は緑のエンパワーリングゾーンにあります。
このあと出てくるモザンビークとペルーもその近くにあります。
モザンビーク


パネル展示や民芸品展示などが中心でした。写真は撮っていませんが、帆船を模したベンチがあったり。大航海時代から交易の港として栄えたモザンビークらしい展示ですね。



大航海時代っていうゲームで遊んでいたときに
よく立ち寄っていたのでなぜか親近感
なお、2階にも展示があったそうなのですが、別に並ぶ必要があったようです…(つまり見ていない)。
ペルー






私が訪問した日は20分くらいの列だったので並んでみました。
ペルーのことはマチュピチュがある国…というくらいの知識しかなかったのですが(すみません)、特に最初の映像体験が面白くて、なんか行ってみたい!と思わせてもらえる展示でした。
トルコ
トルコはいつか行ってみたい国のひとつ。
少し並んだら入れそうだったので、行ってみました。




太陽と月を表す「クン・アイ(Kün-Ay)」のオブジェ。左のしゃべる顏は何だろう…。


オブジェの後ろにある展示は、オスマン帝国海軍の「エルトゥールル号」を模したもの。
1890年(明治23年)に親善訪日使節団として「エルトゥールル号」に乗り日本を訪れ、アブデュルハミト2世からの皇帝親書を明治天皇に奉呈したのだそう。その帰途に、台風による強風にあおられて沈没し、多くの犠牲者が出ました。この時の生存者を救助し、オスマン帝国まで送り届け、日本とトルコの友好の原点となりました。その出来事を象徴する船です。


熱気球のオブジェ。かわいい。
こちらの岩は、「ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群」として世界遺産に登録されたものを模しているのではないかと思われますが…違うのかな?
トルコはコネクティングゾーンにあります。


サウジアラビア
シンプルながら目立つ外観のサウジアラビア王国。






訪問した時は、そこまで長蛇の列ではなかったので少し並んで入ってみました。
ここではショーが開かれていることが多いそうなのですが、行ったときはちょうど何もない時でした。
スタジオも設置してあって、コンサートが行われることもあるそうです。
サウジアラビアはコネクティングゾーンにあります。


アラブ首長国連邦
かなり気になる外観の建物がこちら、アラブ首長国連邦館。


ナツメヤシから作られた柱が90本!これ、集めた枝の数は200万本にも及ぶそうです。


2回目の夜ご飯は、こちらのレストランでいただきました。その話はまた後日。
アラブ首長国連邦はエンパワーリングゾーンにあります。


カタール
並ばないよ〜と呼び込まれて行ってみたら並んでたという。笑
建物は、ダウ船と呼ばれる伝統的な木造帆船をモチーフにしているそうです(写真撮り忘れた)。
ダウ船は、アラビア海やインド洋で伝統的に使用されてきた木造の帆船で、釘を使わずに組み立てられているのだとか。
こちら、カタールの砂が入っているそうです。砂漠は有名ですもんね。


この他、文化や歴史の展示を見ることができます。
カタールはエンパワーリングゾーンにあります。


フランス
フランス館はわりと流れがはやいと聞いていたのと、この日は50分待ちとのことだったので、行ってみることにしました。



行ったのは2回目の日。夜間券で入場してごはんを食べていたら遅くなってしまいました (笑)。何を優先するか難しいですよねぇ。


ファッションの国だけあって、ブランド展示が話題ですが、それだけではありません。
ノートルダム大聖堂キマイラ像と森にたたずむヤックルとアシタカ


2019年のノートルダム大聖堂の大規模火災は記憶に新しいところ。この像はノートルダム大聖堂の南翼廊に置かれていたもので、火災の難を逃れたものだとか。
ここで『もののけ姫』に会えると思っていませんでしたが、これは「呪いの傷を癒すアシタカ」を描いた巨大なタペストリーで、生物多様性を守りたいというメッセージも込められているそうです。鮮やかなタペストリーは本当に美しい。


LOUIS VUITTON


LOUIS VUITTONの展示も圧巻です。84のワードローブトランクが敷き詰められた部屋。
実は天井に鏡があって、実物は三段目までのみなんだそうです。確かによく見たら…。


フランスパビリオンでは、ロダンの ”手” の作品もたくさん展示してあります。


真っ白な90のCourrier Lozinetrunkで作られた巨大な球体。直径6.6m、13トンにも及ぶそうです。
この球体はくるくる回転して、トランクには様々な模様が映し出されていきます。
パリの街と空中ショー


3人のダンサーさんたちが、ポンピドゥー・センターの屋根の上で繰り広げる空中ショー。
撮影の仕方も相まって、とても迫力のある動画になっています。
ポンピドゥーセンターからは、エッフェル塔やモンマルトルのサクレクール寺院も見えるそうです。つまりこれを見たら、パリを一望できたということ…?(=゚ω゚)ノ
ちなみにこの写真には新凱旋門と言われるグランダルシュが写っていました。
グランダルシュについて少し書いた以前の記事はこちら。
庭とブドウの部屋


途中で中庭みたいな場所があります。あの建物の中にこんな風景が広がっているなんて。すごいとしか言いようがありません。しかも、なんとこちらは南フランスから運んできた樹齢千年のオリーブの木なのだそうです。


フランスといえばワイン。ワインといえばブドウ🍇。ということで、フランスの豊かな土壌をイメージした空間を抜けると、そこは巨大なブドウのオブジェが展示してある部屋。
この部屋は白ワインのグラスの内側を模した部屋なのだそうです。
そしてこの部屋の入口は、アルザスワイン特有のフルート型ボトルをかたどっているのだそうです。これには気づいていなかったのですが、上の写真にも写っていますね。確かに瓶の形してる!(ブドウの左型の壁)


Christian Dior
次に Christian Dior の部屋。


とにかく圧巻の大量の純白のトワール(仮縫いの作品)のレプリカ展示。


1946年から2018年に発表されたシルエットのスケッチを立体的に表現したもので、400体以上もあるのだそうです。手のひらサイズから実寸大まで、面白いし迫力のある展示ですね。


そしてここにもロダンの手の作品。こんなところでお目にかかれるとは…です。
3つの群島
そしてキラキラ輝く部屋へ。
目の前に広がる群島。3つのコンセプトで構成されています。
下の写真だと分かりにくのですが、真っ白なオブジェに光が当たって色々な色で表現されるようになっています。
一つ目は復興の島。
ふたつの象徴的な建築物が灰の中から蘇る様子が表現されているのだそうです。


ノートルダム大聖堂と首里城。2019年の火災で甚大な被害をうけた2つの建築物が、職人、科学者、技術者たちの技術と革新によって再建された過程を物語り、過去の記憶と再生への希望の両方を象徴しているのだとか。
二つ目は息づく島。


自然と精神性への敬意を表しているそう。
それにしても、モン・サン=ミッシェル、美しい建造物ですよねえ…。
ところで、モン・サン=ミッシェルの後ろに鎮座している聖ミカエル像の盾は、モン・サン=ミッシェル所蔵のおそらく1800年代の物だと思うのですが(違う?)…普通に展示してあってびっくりです。
ちなみに、モン・サン=ミッシェルと厳島神社のある廿日市市は、観光姉妹都市提携を結んでいます。



10年以上前からです✨


廿日市市のサイトにすごく素敵なポスターが貼ってあるので (小さいけど) よければご覧ください。
観光友好都市10周年を記念して鳥居がモン・サン=ミッシェルに…?


三つ目は太平洋の島。






太平洋の島々の自然と文化への愛を表現していて、ボラボラ島にインスピレーションを得て作成されたそう。
イリオモテヤマネコとピイホロ犬が見守る構図なのですが、このピイホロ犬というのはポリネシア神話の動物で、危機に瀕したこの土地を見守っているということらしいです。
CHAUMET
最後はショーメの展示。


蜂さんが描いてある通路を抜けると、素敵な宝石の展示。


ただ、宝石が展示してある部屋は撮影禁止だったので、写真はありません…🥲
期間限定かもしれませんが、ショーメの公式サイトにある万博のページで、展示されているジュエリーを見ることができます(リンクは貼れなかったので、興味ある方はググってみてください)。
フランスパビリオン、ファッションだけではない大規模な展示で圧倒されました。少し並んだけど、その価値はありましたね。お時間ある方はぜひ。
フランスはエンパワーリングゾーンにあります。


大阪ヘルスケアパビリオン
大人気の大阪ヘルスケアパビリオンですが、予約なしで見ることができるゾーンがあるんですよね。



2回目の夜におむすび買って帰ろうと立ち寄ったら
入れますよ〜って呼び込み?してたので行ってみました
話題の心筋シートも見ることができました。
たくさん人がいたので綺麗に写真を撮る余裕はありませんでしたが、これです。分かります?
丸いシャーレみたいなものの中に液体が入っていて、下の写真でいうと、3時の方向に少し濃く写っている、平らな丸いシートが心筋しートです。拍動するので、平らになったり丸まったりしている様子を見ることができます。




大阪パビリオンといえば、リボーン体験も参加してみたいところだと思いますが、予約が必要です。なので、今回はそちらは体験せず。でも、カラダ測定ポッドだけなら、万博以外の場所で一部分ですが体験することができるので、「入れなくて残念!」って方はこちらも面白いですよ。



大阪駅や新大阪駅にもありますよ。
これも10月13日までです。
私は一度やってみました。


大阪ヘルスケアパビリオンは東ゲートゾーンにあります。


アゼルバイジャン
ここは中には入らず外から見ただけなのですが…


外からでも、くるくる回る人形を見ることができます。


アゼルバイジャンはコネクティングゾーンにあります。


見ることができなかったパビリオンは是非公式サイトで!
国によってつくりは違いますが、公式サイトの「公式情報」には、パビリオンの情報が詳しく載っていることがあります。例えばフランスのサイトでは、パビリオンの360度没入型映像を楽しむことができたりします。




その他


万博会場の真ん中には2.3haのちょっとした森があります。将来間伐予定の樹木など約1500本が移植されているそうです。
小道だけではなくて、池やアート展示もあって、お散歩?されてる方もいらっしゃいます。


マンホールは、全部で5種類あるらしいです。
「うすい」ってなんだろうと思っていたのですが、「雨水」のことだったようです。そりゃそうか。
大阪府内の万博会場以外にも設置されているので、観光される方は探してみるのもいいかもです(検索したら設置場所が出てきます)。
最後に
夜間券だけで2回だけ行った私がまわったパビリオンはこんな感じでした。
この他大屋根リングに登ってみたり、噴水ショーを見たりしましたが、天気悪くてドローンはいずれの日も中止でした。



まだ全然見てないじゃないか!と言われそうですが、限られた時間の中で、それなりに楽しめたと思います。
見ていないパビリオンの方が圧倒的に多い中、楽しめたと思った理由は多分コレ。
- ギネス認定されてる大屋根リングを見た、一応登って会場全体を見渡してみた
- 会場全体を歩いて多分大体のパビリオンの外観を見た
- 大型パビリオンに一個入った
- 小さいパビリオンもちょっと見れた
- 万博ならではのご飯を一回は楽しめた



楽しみ方や感じ方は人それぞれですが
ほぼノープランだったとしても
行く前に最低2つくらいは達成目標を作って行くと
いいんじゃないかなと思っています
とにかく広すぎるので、簡単なプランくらいは立てておかないと、
「端から端へ移動だけした」という謎事態が発生したりするかも。笑



自分の場合は、1回目はほぼノープランで行ってしまいましたが、2回目は、ご飯と大型パビリオンどっか一個、という目標を立てて行った結果、大満足でした。
もし一回目から計画立てるなら、大屋根リングに登るのを追加かなあ…?
万博は残りあと約1か月。
駆け込みでこれから行かれる方も楽しむことができますように…!
おまけ
iPhoneでの計測なので参考値ですが、奇跡的に2回ともほぼ同じくらいの歩数でした。




純粋に万博施設内分だけなら、1万歩くらい歩いていたんじゃないかなと思います。
17時以降の参加でこんな感じなので、まあまあいい運動になっていたかと思います。
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